院長ブログ

子供の歯科検診、どのくらいの間隔で行くのが良い?

虫歯になるのを防ぐためには、家庭のケアだけでは不十分です。虫歯予防効果を高めるためには、定期的に歯医者に通って検診、ブラッシング指導やクリーニングを受けることが大事です。これはお子さんにも当てはまることで、やはり、定期的に歯医者に通っているお子さんほど、健康的な歯を保っています。

お子さんの歯科検診はどのくらいの間隔がいいのでしょうか?大人の場合、大体半年に1回が目安です。(歯の状態によってはもっと短い間隔が勧められる場合もあります。)お子さんの場合は、大体3ヶ月くらいが理想的です。なぜお子さんはこのように短い間隔で歯医者に行くのが勧められるのか、その理由として次のようなことが挙げられます。

1.子供は虫歯にかかりやすい
乳歯の場合、永久歯に比べて歯が薄く、質も弱いので虫歯ができやすく、進行しやすいです。また、永久歯に生え変わっても生え変わったばかりの頃はまだ歯の質がしっかりと完成していないので、同様に虫歯にかかりやすいです。そのため、短いサイクルで虫歯のチェックをし、磨き残しなどがあればブラッシング指導を受けてブラッシング方法を改善し、歯を強くするフッ素を塗布することで虫歯を効果的に予防することができます。

2.生え変わりを観察する必要がある
乳歯が生える時期、永久歯が生える時期は、歯の生え方をこまめにチェックする必要があります。もし異常がある場合には、早めの対処が必要になることがあります。

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子供の仕上げ磨きのポイントは?

お子さんの歯磨きの仕上げ磨き、できればお子さんが高学年に上がるまではやってあげたほうが良いですが、その際、どんなところに気をつけて磨けば良いのでしょうか?ポイントをまとめてみましたのでぜひ参考にしてみてください。

■夜寝る前には特に念入りに
お子さんの歯磨きは1日に朝と夜の最低2回は行いましょう。仕上げ磨きはできれば毎回やってあげたほうが良いですが、朝はなかなか忙しくて時間も取りにくいと思いますので、朝はサッとやる感じでも構いません。夜眠っている間は虫歯リスクが高まりますので、磨き残しが出ないよう、念入りに行いましょう。

■奥歯の噛む面、歯と歯茎の境目、歯と歯の間をしっかりと
虫歯ができやすい場所というのは大体決まっています。それが奥歯の噛む面、歯と歯茎の境目、歯と歯の間の3箇所なのですが、歯ブラシを当てる際にはこの3箇所を意識して狙って磨くと良いでしょう。ただ、歯と歯の間はすきっ歯のお子さんでない場合、歯ブラシが入りませんので、糸ようじを使って磨くようにしましょう。

■歯ブラシの当て方
歯ブラシは歯に対して90度に当て、歯2本くらいを同時に磨くような感じで、軽い力で小刻みに動かし、1箇所につき20往復くらいすると良いでしょう。歯の外側、内側、噛む面に分けて磨くようにしましょう

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子供が麻酔の注射を受けた後の注意点

お子さんでも虫歯の治療や抜歯で、歯茎に麻酔の注射を受けることがあります。歯茎に麻酔の注射を受けたことのある方はご存知だと思いますが、歯茎に注射の麻酔をすると、歯茎だけでなく、唇や顔まで感覚が麻痺したようになるものです。大人の場合だと特にその後問題になることはないのですが、お子さんの場合、十分に注意をしておかないと、あとでとんでもないことになる場合があります。

麻酔をした後は大体2〜3時間ほど、麻酔をした周辺が広い範囲で麻痺した状態になります。そのため、唇やほっぺを噛んでも痛くも何とも感じません。お子さんはこの感覚を確かめるように、わざわざ唇やほっぺを噛んでしまうことがあるのです。もし唇やほっぺを噛んで深く傷つけてしまった場合、その部分が大きく腫れて見た目にもびっくりな状態になります。

腫れても2、3日もすれば落ち着くことがほとんどなのですが、このような無用な傷を作らないためにも、お子さんが麻酔を受けた後は2、3時間くらい、お子さんがほっぺや唇を噛まないよう、よく見てあげることが大事です。もちろん、麻酔が切れないうちは、食事はできません。どうしてもお腹が空くような場合には、噛まずに食べられるようなものをあげるとよいでしょう。

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子供の歯ブラシの選び方

歯ブラシはどれだって同じと思っている人もいるかもしれません。お子さんの歯ブラシを選ぶ時、お子さんが好きなキャラクターのものを選んだり、安売りになっているものを選んだりしている人も多いのではないでしょうか。でも、歯磨きは歯ブラシによってもその効果が変わってきます。歯磨きは毎日行うものですから、ぜひ歯ブラシ選びにもこだわってみましょう。

まず、歯ブラシはパッケージに書かれている年齢表示を参考に、年齢に合ったものを選びましょう。年齢に合ったものが最も使いやすく、効率よく磨けるようにできているからです。毛先は平坦に切りそろえられたものを選び、0−2歳くらいまでは「やわらかめ」、3歳以上くらいからは「ふつう」の硬さがオススメです。

また、年齢が小さなうちというのは、歯磨きしながら動いてしまうことも多く、転倒したりした際に歯ブラシが喉の奥に刺さってしまうこともあります。このようなことを防ぐためには、当然親がしっかりと見ておく必要があるのですが、万が一の場合も考え、歯ブラシのハンドル部に弾力を持たせ、曲がるものもありますので、そのような歯ブラシを検討してみてもよいでしょう。

6歳を過ぎると永久歯の奥歯も生え始めます。そのため、奥までしっかりと歯ブラシが入り、隅々まで磨けるようなブラシを選ぶことが大事です。ブラシ部分が大きいものを使うと、奥までブラシが入らず、磨き残しの原因となりますので、毛のカットは平坦なもの、そして毛の部分が短かめのものを選ぶと良いでしょう。

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子供の歯がグラグラしてきたら

お子さんの歯が生え変わりでグラグラしてくると、抜いたほうがいいのかどうか、迷ってしまうことがあると思います。たいていの場合、放っておいても大丈夫ですが、中には歯医者で積極的に抜いてもらったほうがいい場合もあります。放っておくか、歯医者で診てもらうか、の大まかな基準は次の通りです。ぜひ参考にしてみてください。

■放っておいてもいい場合
グラグラの度合いがだんだん強くなってくる場合には、大抵放っておいても大丈夫です。このようなケースでは、そのうちグラグラがひどくなり、ブラブラな状態になって自然と落ちてくる場合がほとんどです。

■歯医者で診てもらったほうがいい場合
【本人が苦痛な場合】
グラグラしているけれどもなかなか抜けず、食べる時に痛みを伴って苦痛、というような場合、レントゲンで永久歯の位置を確認して問題なければ歯医者で抜くことも可能です。

【乳歯が虫歯でボロボロな場合】
乳歯が虫歯でボロボロに壊れてしまっている場合、永久歯が生えてきても、乳歯がきれいに吸収されず、ひとかたまりで抜けない場合があります。そのような場合には歯医者で抜いてもらう必要があります。

【永久歯が出てきたのに乳歯がグラグラしない場合】
永久歯が見えてきたにもかかわらず、乳歯が抜けそうにない場合、永久歯の位置が乳歯からずれていて、乳歯の歯根がうまく吸収されていない可能性が高いです。このような場合には乳歯を積極的に抜く必要があります。

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子供の歯肉炎を放置すると歯周炎に発展する恐れが

子供はよく歯肉炎になります。歯肉炎というのは、歯磨きが行き届いていない時に、歯に溜まった歯垢が原因となって歯茎に炎症を起こし、赤く腫れたり出血しやすくなるものを言います。歯肉炎は歯周病の初期の段階にあたり、病気にかかっている場所は歯茎に限定されています。しかし、この状態を改善せずに放置していると、成人以降に「歯周炎」と呼ばれる、骨の破壊を伴う歯周病に発展していく恐れがあるので注意が必要です。

子供の歯肉炎は大抵歯磨きをしっかりと行うことで改善し、治ってしまう場合がほとんどです。そして、それそのものが直接歯を失う原因とはならないので、軽視されがちな傾向があります。しかし、そのような歯肉炎であっても、ずっとその状態を放置してしまうことで、将来的に歯を失う原因として恐れられる歯周炎にかかりやすくなることがわかっているのです。

特に、思春期以降は「思春期性歯肉炎」と呼ばれる歯肉炎にかかりやすくなります。これはホルモンの変化に加え、自分の好きなものを買って食べるようになったり、歯磨きが親の手から離れてしまったりする、というような理由からかかりやすくなるとされています。そのため、お子さんがある程度大きくなってからも、親御さんがお口の状態を気にかけて、アドバイスしてあげることが大事です。

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乳歯がすきっ歯なのは問題ない?

すきっ歯というのは日本ではあまり好まれない傾向があるようで、「このまま大人の歯になってもすきっ歯になるんでしょうか?」と、子供の乳歯のすきっ歯を気にされる親御さんも少なくありません。

結論から言いますと、乳歯がすきっ歯だからと言って永久歯がそのまますきっ歯になる、ということはありません。乳歯の歯と歯の隙間は専門用語で「発育空隙」と呼ばれており、実はこの隙間が乳歯から永久歯に生え変わる際、とても大事な役割を果たします。

発育空隙が空いていることにより、小さな乳歯が抜けた後、その後に生えてくる大きな永久歯が歯並びの中に収まり、きれいに並ぶことができます。つまり、乳歯のすきっ歯は永久歯の歯並びがきれいに並ぶのにとても役立っているのです。

逆に歯並びが乳歯のうちから隙間なく詰まっている場合、永久歯の歯並びが悪くなってしまう可能性が高いです。また、乳歯が隙間なく生えている場合、歯と歯の間に歯垢がたまって虫歯になりやすくなりますので、歯ブラシの際、デンタルフロスで歯と歯の間も磨く必要性が出てきます。

以上のような理由から、乳歯の段階でのすきっ歯はとても好ましいものと言えるので、むしろすきっ歯であることを喜んでもらっていいでしょう。

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知っておきたい、子供の歯並びを悪くするこんなお口の異常

子供の歯並びを悪くする原因になるものとして、指しゃぶりや頬杖などのような癖がありますが、そのような癖以外に、持って生まれたお口の異常が原因で歯並びに影響を及ぼすことがあります。例えば次のようなものが挙げられます。

■小帯の異常
小帯というのは、お口の中にあるヒダのことで、上唇小帯と舌小帯があります。上唇小帯は上唇から上の歯茎の真ん中に伸びるヒダで、このヒダが歯と歯の間から太く伸びている場合、上の前歯をすきっ歯にしてしまうことがあります。舌小帯は、舌の下部からお口の底に繋がるヒダで、これが太く短いと舌を前に出すことができない舌ったらずの状態となり、その後の歯並びの形成に問題を起こすことがあります。

■歯の数の異常
もともと備わっている歯の本数が通常よりも足りない場合、多い場合というのがあります。足りない場合は「先天欠損歯」と呼ばれ、すきっ歯を招くことがあります。通常よりも本数が多い場合には「過剰歯」と呼ばれますが、この過剰歯は上の前歯の真ん中にあるケースが多く見られます。そのような場合には、上の歯が生えるのを妨げたり、上の歯をすきっ歯にしてしまうことがあります。

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お子さんを歯科恐怖症にさせないために

歯科恐怖症の患者さんにとって、歯医者通いは並大抵のものではありません。歯医者に行くことを考えただけで気分が悪くなってしまったり、動悸がしてしまったりなど、体の具合まで悪くなってしまうことも珍しくありません。そのため、どんなに虫歯がひどくなっても歯医者に行くことを避け続け、歯がボロボロになってしまう人もいます。

歯科恐怖症というのは、子供の頃に歯医者で怖い思いをしたり、痛い思いをした経験が原因になっていることが多いと言われています。小さい頃の辛い思い出がトラウマになり、一生それを引きずることなってしまうのです。

お子さんがこのようなことにならないためには、「虫歯をつくらないようにすること」、これが最も大事です。「虫歯ができたらその時に治療すればいい」という考えでいては、治療を受ける時に嫌な思いをしてしまう可能性があります。虫歯がなければ歯を削る必要はありませんから、歯医者嫌いになることもありません。

虫歯を予防するためには、歯が生え始める赤ちゃんの頃から歯科を受診し、定期的に検診を受けながら、虫歯にならないためのブラッシング方法や食生活に関するアドバイスやフッ素塗布を受けるのが効果的です。歯医者を「痛くなった時に行くところ」としてではなく、「歯の健康を維持するところ」として活用していくことが、歯医者嫌いな子供にさせないためのポイントかもしれません。

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大人の虫歯、子供の虫歯ココが違う

「虫歯」と言っても、大人の虫歯と子供の虫歯には違いがあります。そのため、虫歯を予防するにはそれぞれの虫歯の特徴を知っておく必要があります。

■子供の虫歯
子供は大人に比べ、虫歯ができやすいと言えます。まず、乳歯は歯の薄さ、質などの点で、虫歯にかかりやすく、進行しやすいですし、永久歯が生えたての頃は歯の質が完成していないため、非常に虫歯リスクが高いです。子供の虫歯は一般的に進行が早く、虫歯の色も白っぽく目立ちにくいため気づきにくい傾向があります。そのため、子供の時にはこまめに歯科で検診を受け、フッ素塗布で積極的に歯を強化し、守っていくことが大切です。

■大人の虫歯
大人の虫歯で多いのは、一度治療したところが再発する「二次カリエス」と歯周病が進行し、歯茎が下がって歯根が露出したところにできる「根面カリエス」です。大人の虫歯はゆっくり進むことが多いですが、虫歯の再発の場合は特に、虫歯が深い位置にできていることが多いので注意が必要です。大人の虫歯を予防するためには、定期的な検診を受け、詰め物や被せ物をチェックしてもらい、問題があれば早めに取り替えること、そして、歯石とりや歯のクリーニングを受けることで歯周病を予防していくことが大切です。

虫歯予防のためには子供も大人も、毎日の家庭でのケアが最も大事です。家庭でのケアをしっかりと行った上で、虫歯予防効果を高めるために、定期的に歯医者を活用しましょう。

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