横浜市都筑区の歯医者|塩野目歯科医院の院内コラム

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妊娠中の食事一覧

乳歯はいつ頃から育ってる?

お母さんのお腹の中ですでに赤ちゃんの歯は育ちはじめています。

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赤ちゃんのはじめての歯が生えるのは、生後6ヶ月くらいから。でも乳歯の芽は、すでに妊娠6週からでき始めています。妊娠14週には、乳歯の芽だけでなく、すでに永久歯も作られはじめていること、ご存知でしたか?毎日の食事がお腹の赤ちゃんの良い歯を作っています。妊娠中は特に栄養バランスのとれた食事をとるよう心掛けてください。

なかでもカルシウムの摂取は1日1200mgを目安にしましょう。牛乳だと400~600mlを飲むと必要量をとることができるといわれています。

また、歯がしっかりと成長するには、カルシウムだけでなく、たんぱく質、リン、ビタミンA、ビタミンB、ビタミンCなどの栄養素を含む食品をバランスよくとることが大事なのです。

たとえば、歯の石灰化(成熟して硬くなる)のための栄養はカルシウムとリン。歯の基礎のための栄養はたんぱく質。歯の表面のエナメル質の土台となる栄養にはビタミンA。歯の表面の一層下の象牙質の土台となる栄養にはビタミンC。カルシウムの代謝や石灰化の調節役にはビタミンD、etc…。こんなふうに、歯が育つには様々な栄養素が必要です。

また、妊娠中は女性ホルモンの増加から歯周病になりやすく、唾液の量が減って歯を溶かす酸を中和する力が弱くなることなどが原因で虫歯になりやすい口腔内環境になってしまいがちです。つわりがあると歯みがきがつらく、このことも妊娠中に虫歯や歯周病が増える原因です。

そこで、虫歯や歯周病がある場合には、妊娠中にお母さんが歯を悪くしないですむように、できれば妊娠前に治療をしておきましょう。また妊娠中に治療が必要になった場合は、安定期のうちに可能な範囲で必要最低限の治療を受けましょう。大きな治療は、出産後にしましょう。

また、日頃から口腔検診を受け、虫歯や歯周病のチェックをしてもらい、クリーニングを受けて口腔内環境を良好に保っておくと安心です。妊娠中や出産後に急に歯が悪くならないよう、予防をすることができます。

なお、毎日の栄養摂取は大切ですが、つわりの時期はあまり気にせず食べられるものを食べ、安定期になったらバランスのよい食事を良く噛んでとりましょう。散歩などの軽い運動やストレス解消に努め、楽しく充実した妊娠期を過ごしてくださいね。

栄養素 栄養素が含まれる食品
カルシウム ひじき、ちーず、しらすぼし など
リン 米、牛肉、豚肉、卵 など
たんぱく質 アジなどの魚、卵、牛乳、豆腐 など
ビタミンA 豚肉、レバー、ほうれん草、人参 など
ビタミンC ほうれん草、みかん、さつまいも など
ビタミンD バター、卵黄、牛乳 など

 

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