横浜市都筑区の歯医者|塩野目歯科医院の院内コラム

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院内コラムBlog

口臭の原因一覧

歯茎から嫌な臭い(味)がする時

歯茎の特定の場所を吸ったりすると嫌な臭いや味がする場合、何か好ましくないことが起こっているサインだと考えてよいでしょう。このような嫌な臭いや味がする場合、次のようなことが原因になっている可能性があります。

■詰め物・かぶせ物が合っていない
詰め物やかぶせ物が入っている歯から嫌な臭いや味がする場合、虫歯などが原因で隙間ができ、その部分に細菌が繁殖していることが考えられます。

■歯周病
歯周病が進行するにつれ、歯と歯茎の間にある歯周ポケットが深くなってきます。そうすると、そこに溜まった細菌や膿の匂いにより嫌な臭いや味がしてきます。

■頑固な磨き残し
磨き残しが蓄積すると、細菌が多く溜まって悪臭のもとになります。特に歯と歯の間やブリッジの連結部分などは汚れが溜まりやすいため、悪臭を発生しやすい傾向があります。

■進行した虫歯
虫歯が酷くなってきて穴が空くと、その部分に汚れが溜まって腐敗臭を放ちます。また、虫歯が進行して神経が死ぬと、その部分から壊疽臭がするようになります。

■根尖病巣
根尖病巣というのは、歯根部分が感染して歯根の尖端部分に膿の袋ができる状態のことですが、この膿の袋が膿の排出口を求めて歯茎の表面に穴を開けて膿が排出されることがあり、そこから膿の臭いや味がすることがあります。

しっかり磨いていても、異常な味やにおいが続く場合、何らかの異変が起こっている可能性が高いので、早めに歯科を受診することをおすすめします。

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口臭でわかる!こんな病気

口の臭いというのは誰にでもあります。朝起きた時などは誰でも多かれ少なかれ臭いますし、空腹時や口が渇いている時には臭いやすいものです。しかし、歯磨きを怠っているわけではないのに口臭がひどい場合には、口の中や体の何らかの病気が原因になっている可能性があります。

■口臭がひどい時に疑われる病気

1.歯周病
特に重度の歯周病では魚が腐った臭い、ドブのような臭いと形容されるような臭いを放ちます。

2.虫歯
小さな虫歯は臭いませんが、虫歯が進んで神経が死んだり、化膿したりすると悪臭を放ちます。

3.扁桃腺の病気
扁桃腺の炎症、扁桃腺肥大、膿栓というカスが詰まっている場合、強い口臭を発することがあります。

4.蓄膿症
鼻炎などがひどくなると、鼻の横に位置する副鼻腔に膿が溜まり、膿の臭いが口臭となって出てきます。

5.呼吸器の病気
特に肺に病気を起こすと、「肉が腐った臭い」がすると言われています。

6.消化器系疾患
胃腸に問題があると卵が腐ったような臭いがすると言われています。

7.糖尿病
糖尿病の患者さんの吐く息は甘酸っぱい臭いがすると言われています。

8.腎臓病
腎臓に問題があると、吐く息からおしっこのような臭いがすると言われています。

9.肝臓病
肝臓に問題が起こると、「ケモノの匂い」と例えられるような、動物臭い臭いがすると言われています。

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子供の口臭の原因

子供の口がなんだか臭い・・というような時、口臭の原因は大人とはちょっと違う場合が多いです。大人の場合の口臭は歯周病が原因であることが多いですが、子供の場合は次のようなことが主な原因になっています。

1虫歯
乳歯は虫歯にかかりやすく、進みやすいのが特徴です。表から虫歯がないように見えても、奥歯の歯間には虫歯ができやすく、実は大きな穴が空いていた、というようなことも。その大きな穴に細菌や食べかすなどがたまると、臭いの原因になります。

2.きちんと磨けていない
特に混合歯列期(乳歯と永久歯が混在している時期)は、歯と歯の間に段差ができて磨きにくく、汚れが溜まりやすい傾向があり、臭いの原因になることがあります。

3.口呼吸
鼻が詰まっていたり、小さな頃に風邪を頻繁にひいたりしたことが原因で口呼吸が癖になってしまっている場合、口の中の唾液が乾いてしまって細菌が洗浄されずに増殖し、臭いが強くなります。

4.鼻炎・風邪
鼻炎があったり、風邪で扁桃腺に炎症があると、膿が溜まって臭いを発する原因になります。また、風邪で抵抗力が落ちていると、口の中に細菌が繁殖しやすくなるのも口臭の原因になります。

風邪を引くとどんなお子さんでも口臭が強くなる傾向がありますが、常に臭いという場合は一度原因を調べてもらったほうが良いでしょう。

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口臭の原因はコレかも!膿栓の正体とは

ふとした時に喉の奥から変な匂いがすることはありませんか?こんな場合、「膿栓(のうせん)」が原因かもしれません。膿栓とは「臭い玉(においだま、または、くさいだま)」と呼ばれているもので、くしゃみや咳をした時に出てくることのある、表面がツルンとした白っぽい塊です。

ご飯粒のような、ピーナッツのかけらのような感じにも見えますが、指でつぶすとものすごい悪臭がします。これは一体どこから出てきているのかというと、喉の奥の口蓋扁桃と呼ばれる部分で、一般的にはよく扁桃腺と呼ばれています。

この口蓋扁桃と呼ばれる部分はリンパ組織で、外部から侵入してきた細菌やウイルスなどをやっつけ、体内に入り込ませないような働きをしています。そのため、死滅したウイルスや細菌、リンパ球や白血球の死骸、食べかすなどいろいろなものがそこにたまり、膿栓を形成するのです。

このように免疫の働きで作られるのが膿栓であるため、誰にでも膿栓はできる可能性があります。そのため膿栓が出てきても、口の奥から変な匂いがしてもそれは病気ではありませんので心配はいりません。

膿栓が気になると言って、無理に取ろうとする人がいますが、これはあまりオススメできません。偶然に出てくるのを待つか、喉うがいをこまめにして取れるのを待つのが一番です。

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舌苔のつき方で体調がわかる

舌苔(ぜったい)とは舌の上についている付着物で、白や白黄色をしている場合が多いですが、口臭の原因となる、ということで最近だんだんと知名度が上がってきています。

この舌苔の正体は細菌、食べカス、舌の粘膜が剥がれ落ちたもの、細菌が作り出す代謝産物などで、大量につくとまるで硫黄のような匂いを発し、口臭の原因となります。

舌苔は口臭を引き起こす原因になるので積極的に取り除いた方がいいと思われがちですが、実は健康な場合には舌苔はうっすらと白くついているものであり、そしてもちろんこの場合には舌苔を取る必要はありません。そもそも薄くついた舌苔は口臭の原因にはなりません。

もしも白や黄色い舌苔がべったりついている場合には胃の調子が悪くなっていたり、体調不良、唾液が減っていることなどが考えられます。黒い舌苔がついている場合、体調不良が長く続いて、口の中の細菌バランスが崩れてしまった場合によく起こります。一方全く舌苔がないのもよくありません。このような場合、鉄分やミネラル不足が考えられます。

舌苔が分厚くついてしまっている場合には、舌を傷つけることのないように、舌のブラシややわらかい歯ブラシで舌の表面をやさしくこすり取る程度にしておきましょう。

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