カテゴリ: 虫歯

虫歯と歯周病、どっちが怖い?

虫歯と歯周病、どちらも嫌なものですが、かかってしまうとどちらが怖いと思いますか?痛みの点で言うと、虫歯の方が激烈な痛みが出る場合が多いので、虫歯の方が怖いと言えるかもしれません。また、細菌が周囲の組織に広がったり、まれですが、脳にまで行ったりして死亡してしまう場合もあります。

その点、歯周病は痛みに関しては虫歯ほど激痛が出ることはありませんが、痛みがない分、どんどん進行して、症状が出た時にはもう手遅れになっていることも珍しくありません。また、歯周病は一気に複数の歯がやられてしまい、歯を失う時には一度に何本も失ってしまうことがザラです。その点虫歯は1本単位で進みますから、一度に何本も失うことはありません。歯周病はこのように何本も一気に失うところが怖いと言えますが、心臓病や脳梗塞をはじめとする、全身の様々な病気の原因にもなっているところがもっと怖いと言えるかもしれません。

このように、虫歯も歯周病もそれぞれに怖いところがあり、どちらが怖いか、くらべられないと言っていいでしょう。虫歯も歯周病も積極的に予防していくことが可能です。皆さんも怖い思いをしないよう、定期検診を受け、予防歯科を実行していきましょう。

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歯の神経を取らない方がいい理由

歯医者は歯が痛くなったり、不具合が出てから行くところ、と思っている人が案外多いようです。確かに、痛くなった歯を治療して痛みが治まれば一件落着、とホッとするかもしれません。でも歯の場合、「痛くなってから治療する」のでは非常に困ったことになるのをご存知でしょうか?その理由に、痛くなってからでは神経を失うことになってしまう、ということが挙げられます。

虫歯で歯が痛くなっても、炎症を起こしている神経を取り除けば痛みは引き、その後詰め物やかぶせ物をして、また噛む機能を果たすことは可能です。見た目上では歯はちゃんと残っているので問題ないように感じられますが、実は神経がある歯とない歯とでは大きな違いがあるのです。

神経を取ってしまった歯には次のようなデメリットがあります。

1.歯がもろくなる
神経を取った歯には栄養が行き渡らなくなるため、歯の弾力性がなくなり、もろく欠けたり割れたりしやすくなります。

2.大きな虫歯ができても気づかず悪化しやすい
痛みを感じる神経がなくなるため、その後歯に虫歯ができても気づかず、歯が残せなくなるくらい酷くなることがあります。

3.歯が変色する
歯は神経がなくなると、グレーっぽく変色していき、見た目が悪くなります。

4.歯根に膿をためて痛みを出すことがある
神経をとった後しばらくしてから、歯根の尖端に膿溜まりを作って痛みを出したり、歯がダメになってしまうことがあります。

このように、神経を取ると非常に多くのデメリットがあります。痛くなってから歯医者に行くのではなく、定期的に歯医者に通って予防、早期発見・早期治療に努めましょう。

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縄文人が意外と虫歯が多かったのはなぜ?

現代の日本人は虫歯率が30%を超えると言われています。現に、成人で、これまで虫歯に一度もかかったことがない、という人はかなり少ないでしょう。現代は虫歯を作りやすい食べ物で溢れていますので、これはある意味当然の成り行きだと言える部分もあります。

ところで縄文時代の虫歯率は8.2%であったという報告があります。ちなみにその後の弥生時代では、16.2〜19.7%ほど。縄文時代の倍に増えています。弥生時代の人たちは農耕民族で、炭水化物(糖質)を多く食べるようになって虫歯が増えたと考えられます。これだけ見ると縄文時代には虫歯が少なかったように感じられますが、実はそうでもなく、例えば7600〜3000年前のアメリカ先住民においては0.4〜2.4%、現代のイヌイットでは1.9%、と同じ狩猟民族なのにもかかわらず、縄文時代の人はダントツに虫歯率が高いことがわかると思います。

この違いは何なんでしょうか?その原因として、寒冷な気候条件のために植物が育たず、肉や魚を主に食べていたアメリカ先住民やイヌイットに対し、縄文時代の人々は糖質を含む木の実などの植物を多く食べていたことが、その違いを生み出したと考えられています。

意外と縄文人は糖質を摂っていたのですね。糖質を摂らなければ虫歯にはほとんどかからないのです。これはペットでも同様で、お菓子を与えているペットは虫歯ができていることがほとんどです。歯磨きをすれば糖質の害から歯を守ることは可能ですが、やはり摂りすぎると虫歯はできてしまいますので気をつけましょう。

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虫歯を放置するとリスクが高まる病気は?

歯医者には歯が痛くなったら行こうと思っている人、虫歯があるのはわかっているけど、なかなか歯医者に行く時間がなくて放ったらかしてしまっている、というような人にとってちょっと怖いニュースです。虫歯を放置すると虫歯で苦しむだけではなく、もっと恐ろしい病気に悩まされることになるかもしれないんです。

まず一つ目は蓄膿症です。蓄膿症とは鼻の中から繋がった「副鼻腔」と呼ばれる空洞に炎症が起こって膿が溜まった状態のことですが、それが虫歯が酷くなることが原因で起こることがあります。上の奥歯の歯根が副鼻腔に突き出していることがあり、虫歯が進行して歯根の周囲に膿がたまると蓄膿症に発展してしまうのです。

またこのほかにも、歯根の周囲の膿だまりを放置していると、周りの骨に感染が進み、骨髄炎を起こし、顎の骨を切除しなければならなくなることもあります。

さらには、虫歯や歯周病の細菌が血管に入り込み、心臓の内側や弁に細菌が増殖して感染性心内膜炎を起こすこともあります。そうすると心臓の動きが悪くなり、命に関わることもあります。

虫歯はただ痛くなったり、歯を抜く原因になるだけではありません。ひどくなると命に関わることもあるので、早めに治すことを心がけましょう。

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大人の虫歯が出来やすい場所とは?

虫歯というと歯にポッカリ黒い穴があいているのを想像する人も多いかと思います。このような分かりやすい虫歯は子供に比較的多く見られます。しかし、虫歯には見た目で分かりにくいタイプのものが多く存在し、このような分かりにくいタイプの虫歯は大人でよく見られます。

このような「大人虫歯」ができやすい場所としては次の場所が挙げられます。

・歯と歯の間
歯と歯の間は実はとても虫歯になりやすい場所です。ですが、虫歯になっているのが非常にわかりにくく、発見が遅れがちです。

・詰め物やかぶせ物の下
大人になると何らかの詰め物やかぶせ物が入っていることが多く、その内部で虫歯が静かに進行していることが多く見られます。

・歯根
歯周病などが原因で、年齢とともに歯ぐきが下がってくる傾向がありますが、歯ぐきが下がって露出した歯根の表面は虫歯に対する抵抗性が弱い部分で、油断しているとすぐに虫歯になってしまいます。

大人虫歯を防ぐためには、ただ歯ブラシでゴシゴシやるだけでは不十分です。歯間の汚れを取るためにデンタルフロスや歯間ブラシを使う、詰め物の状態は定期的に歯科医院で見てもらう、歯周病が進まないように定期的なクリーニングを受ける、というようなことを実践していくことで大人虫歯を最大限に防ぐことができるでしょう。

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正露丸って虫歯の痛みにも効くって本当?

正露丸はお腹を下した時に昔から使われている皆さんもご存知の薬ですが、実は歯が痛い時にも使える場合があります。と、いっても飲んで効くわけではありません。虫歯の穴に正露丸を詰めて痛みを軽減できる可能性があるのです。

正露丸の主成分は「木クレオソート」というもので、防腐作用や殺菌作用があります。これを虫歯の中に詰めることで、炎症が起こっている歯の神経を麻痺させ、痛みをやわらげることができるのです。

しかし、ここで注意なのが、歯が痛い時にどんな場合でもこの方法が使えるわけではないということです。この方法が使えるのは

・大きな穴が空いている虫歯
・ずっとしみたりしていた歯がだんだんズキズキしてきた場合

のような場合です。穴が空いていなかったり、小さい場合にはこの方法は使えません。また、すでに神経を取った歯の場合や、虫歯が進みすぎて歯ぐきが膿んでいるような場合にも効果がありません。

もしも、歯が痛くて上の条件に当てはまり、歯医者にすぐに行けない!という場合には、正露丸を詰めると痛みが楽になる可能性があります。もし試してみる場合には、まず歯の内部の食べかすなどを取り除き、ティッシュなどでよく乾燥させ、少量だけ入れるようにしましょう。

もし痛みが楽になっても歯が治ったわけではないので、できるだけ早く歯医者に行くのは忘れないでくださいね!

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