横浜市都筑区の歯医者|塩野目歯科医院の院内コラム

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虫歯予防一覧

虫歯になりやすいおやつワースト5、虫歯になりにくいおやつベスト5

お子さんのいる人は「おやつの食べさせ方、これでいいのかな?」と悩むこともあるでしょう。乳歯は虫歯に対する抵抗性が弱く、一度虫歯になったら進行しやすいものです。なるべく虫歯を作らないためにも、虫歯になりやすいおやつ、なりにくいおやつを知っておきましょう!

虫歯になりやすいおやつの特徴は次の3点です。

・糖分が多い
・歯にくっつきやすい
・口に長く残る

この3つの特徴を兼ね備えたものは非常に虫歯になりやすいと言えます。これに当てはまるおやつ、すなわち虫歯になりやすいおやつワースト5はこちらです。

・あめ
・キャラメル
・グミ
・砂糖入りガム
・チューブ入りアイス

一方、虫歯になりにくいおやつというのは、糖分を含まないか、含んでもそれほど多くなく、歯にくっつきにくく、口に長く残らないものです。これらに当てはまるおやつ、ベスト5はこちらです。

・せんべい
・おにぎり
・さつまいも
・果物
・にぼし

以上虫歯になりやすいおやつ、なりにくいおやつの例をあげました。もちろんこれ以外にもいろいろおやつはありますが、とにかくおやつを与える際は、「時間をきめてだらだら与えない」「虫歯になりやすいおやつを食べる際は水やお茶を一緒に与える」など、糖分が口の中に長く残らないように気をつけていれば虫歯になりにくくすることができます。

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歯ブラシは虫歯を予防できない?

厚生労働省が行った調査によると、日本では成人のほぼ100%は虫歯にかかったことがある、というデータがでています。しかも成人の80%は歯周病、またはその予備軍だと言われています。これは日本人がちゃんと歯磨きをしていないからなのでしょうか?

実はそうではありません。それどころか日本人の95%は毎日歯磨きをしており、全体の73%は1日に2回歯磨きをしているのだそうです。この結果から言えることは、「歯磨きをしているからといって虫歯や歯周病を予防することはできない」ということです。

それじゃあ歯磨きしてもしなくても一緒なのでは?と思うかもしれませんが、それも違います。実は多くの人が歯を「磨いている」けれども「磨けていない」のです。虫歯や歯周病を予防するためには、汚れが溜まりやすいポイントを狙った歯磨き方法をする必要があります。

汚れが溜まりやすいポイントは次の3箇所です。

・歯の噛む面の溝
・歯と歯茎の境目
・歯と歯の間

この部分の汚れが取れていなければ、はっきり言って虫歯や歯周病は予防できません。そしてただやみくもに磨いている場合、この部分の汚れは残ったままになっていることがとても多いのです。

皆さんもこれから歯を磨く際にはこの3つのポイントを意識してブラシを当ててみてください。また、歯と歯の間に関しては歯ブラシだけでは落とせないため、歯間ブラシかデンタルフロスを1日に1度通すようにしてください。

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ランニングやマラソンが虫歯のリスクを高める可能性

健康増進のためにランニングやマラソンをしている人もいることでしょう。しかし近年発表された論文によると、このような持久力トレーニングをしている人は虫歯のリスクが非常に高まるということです。

この論文によると、このようなトレーニングをしている人たちは運動を全くしない人に比べ、歯のエナメル質が溶けてなくなっていたり、虫歯が多数できていることがわかりました。しかし、このような現象はかつてより確認されており、その原因はスポーツドリンクをよく飲むことによって起こっていると考えられていました。しかし、最近では、長時間口呼吸になることにより、口の中が乾いてしまい、唾液が細菌を洗い流すことができなくなるために虫歯にかかりやすくなる、というように考えられています。

そしてこの状況で砂糖のたくさん入ったスポーツドリンクを時々供給するわけですから、やはり虫歯のリスクはさらに高まると言えるでしょう。また、スポーツマンは歯を食いしばったりすることもあり、歯にさらに負担がかかると考えられます。

長距離を走る人は、トレーニングの後なるべくすぐに水でうがいをする、など酸性に傾いてしまった口の中を中和することをお勧めします。

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チーズが虫歯予防に効果的

チーズが虫歯予防に効果的なのだそうです。これは世界保健機関(WHO)も認めており、「虫歯の危険を減らす食品」としてハードチーズを挙げています。ハードチーズとしてはゴーダチーズや、グリエールチーズ、エメンタールチーズなどがよく知られていますね。

まずチーズが歯に良いと思われる理由で最初に思いつくのは「カルシウムが多い」ということですが、歯に良い理由はそれだけではありません。

まず、チーズは歯の表面を保護する膜を作ると言われています。これにより、酸から歯を守ります。また、チーズはアルカリ性のため、酸性に傾いた口の中を中和してくれます。さらに、ハードチーズの場合、よく噛まなければならないため唾液の分泌を促進します。そして、リン酸カルシウムを豊富に含むチーズは唾液にリン酸やカルシウムを供給することで、歯の再石灰化に貢献します。最後に、牛乳に含まれるたんぱく質の一種であるカゼインが、歯に虫歯菌がくっつくのを阻止する働きがあります。

このようにチーズはいろんな意味で歯に良いことが証明されています。フランスではチーズはよく食事の最後にデザートがわりに食べるのですが、これは虫歯を防ぐ上でも大変理にかなっているのですね。

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はじめての永久歯!

6歳臼歯(第一大臼歯)ははじめての永久歯。
一生使う大切な歯です。虫歯に気をつけて大切に守っていきましょう。

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はじめて生える永久歯は、多くのお子さんの場合、下あごの6歳臼歯(下顎第一大臼歯)と呼ばれる歯です。同時期に下の前歯(下顎中切歯)が生える場合もあり、または6歳臼歯よりも早く生える場合もあります。
永久歯の生え方は特に個人差が大きく、萌出時期の分布には広がりがあります。
一般的に女子の方が男子よりも早く生え、上下の犬歯にいたっては10ヶ月以上の差があります。

虫歯予防のポイントは?

下あごの6歳臼歯は生え終わるまでに時間がかかり、5歳半で生えはじめたとすると、完全に生え終わるのは6歳8ヶ月ごろ。つまり1年以上もかかるのです。上あごの6歳臼歯も同様で、完全に生え終わるまで1年ほどかかります。
上の歯と下の歯は、きちんと噛み合うことで自浄作用が期待できるのですが、生え終わって噛み合うまではそれも期待できません。
そのため、生えかけのこの時期は、特に工夫してしっかりと咬合面をみがき、虫歯予防をすることが重要です。
6歳臼歯が生え始める頃はまだ低年齢で、自分磨きで磨き残しなく清掃して虫歯を予防するのは難しい時期です。
しかも、位置的にも磨きにくい乳歯列の最後方部に生え、生え終わるまで1年以上の長期間がかかるため、最も虫歯になる危険性が高くなります。そのため、生えかけの間は、特に注意深いプラークコントロールが必要です。
普通の歯ブラシでは歯磨きが難しいですから、奥歯磨き用の、先が小さく丸いコンパクト歯ブラシを使いましょう。歯ブラシ選びに迷ったときは歯科医院にご相談下さい。
6歳臼歯が生えはじめたらすぐに、歯科医院で定期的にフッ素を塗りましょう。大変重要で効果があります。生えはじめに塗布するのがポイントですが、もちろん生え終わってからでも大切で効果があります。定期的に歯科医院でみてもらうとともに、保護者の方も6歳臼歯の歯磨きに注意し、虫歯になっていないか観察するといいでしょう。
保護者の方からよく「歯の生えかわりが遅すぎるのではないか」という質問を受けることがあります。生え変わり時期の分布データを参考にすると、個人差が大きくたいていの場合は正常の範囲内だと答えることができますが、心配なことがありましたら歯科医院に一度ご相談いただくと良いでしょう。

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