カテゴリ: 根尖病巣

歯の膿溜まりが原因で手足の皮膚が荒れる!?

虫歯を放置しすぎて神経が死んでしまった場合や、神経を取ってしまった歯の歯根の尖端に膿が溜まることがあります。この膿溜まりは痛みを出す場合もあれば、無症状のこともよくあります。しかしこの膿溜まりを放置しておくとだんだん大きさを増し、やがては歯をダメにしてしまうことがありますし、また周囲の骨や組織に波及し、歯だけの問題では済まされなくなることも珍しくありません。

このような根の周囲に膿を溜めている状態を「根尖病巣(こんせんびょうそう)」と言いますが、この根尖病巣が「掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)」という手の平や足の裏に膿庖(のうほう)と呼ばれる水ぶくれを大量に作る皮膚病の原因になっていることがわかっています。この病気はかゆみを伴う水ぶくれを作り、それが潰れてかさぶたになり剥がれていく、ということを繰り返す病気で、膝やスネなどにできることも確認されています。

掌蹠膿疱症は、歯根の膿溜まりの他にも、歯科金属アレルギーや、鼻・口腔領域の細菌感染による慢性炎症によっても起こることが指摘されており、これらの原因を取り除くと、手足の荒れが速やかに改善することも多く報告されています。

原因不明の手足の荒れでお悩みの方は、もしかすると歯や銀歯などが原因になっていることもありますので、一度歯科で診てもらうことをおすすめします。

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