カテゴリ: 予防歯科

大人の虫歯、子供の虫歯ココが違う

「虫歯」と言っても、大人の虫歯と子供の虫歯には違いがあります。そのため、虫歯を予防するにはそれぞれの虫歯の特徴を知っておく必要があります。

■子供の虫歯
子供は大人に比べ、虫歯ができやすいと言えます。まず、乳歯は歯の薄さ、質などの点で、虫歯にかかりやすく、進行しやすいですし、永久歯が生えたての頃は歯の質が完成していないため、非常に虫歯リスクが高いです。子供の虫歯は一般的に進行が早く、虫歯の色も白っぽく目立ちにくいため気づきにくい傾向があります。そのため、子供の時にはこまめに歯科で検診を受け、フッ素塗布で積極的に歯を強化し、守っていくことが大切です。

■大人の虫歯
大人の虫歯で多いのは、一度治療したところが再発する「二次カリエス」と歯周病が進行し、歯茎が下がって歯根が露出したところにできる「根面カリエス」です。大人の虫歯はゆっくり進むことが多いですが、虫歯の再発の場合は特に、虫歯が深い位置にできていることが多いので注意が必要です。大人の虫歯を予防するためには、定期的な検診を受け、詰め物や被せ物をチェックしてもらい、問題があれば早めに取り替えること、そして、歯石とりや歯のクリーニングを受けることで歯周病を予防していくことが大切です。

虫歯予防のためには子供も大人も、毎日の家庭でのケアが最も大事です。家庭でのケアをしっかりと行った上で、虫歯予防効果を高めるために、定期的に歯医者を活用しましょう。

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スポーツドリンク、イオン飲料に要注意

夏の暑い時期は水分補給が欠かせません。特に小さなお子さんほど熱中症にかかりやすいですから、親御さんは十分に注意していらっしゃることでしょう。熱中症を防ぐためには、スポーツドリンクやイオン飲料、機能性飲料などがとても良いことで知られています。これらの飲料は体液と同じ浸透圧になるように、ナトリウムやカリウムのような電解質が含まれているため、汗をかいた時には素早く体に吸収され、熱中症予防には最適と言われています。

しかし、これらの飲み物は熱中症予防には良いかもしれませんが、多くの場合、糖分を多く含んでいたり、酸性の度合いが強かったりするので注意が必要です。このような飲み物をひっきりなしに毎日飲んでいると、虫歯になる危険性や、歯が全体的に溶けてしまう「酸蝕症」になってしまう危険性があるのです。

健康に良いと言われているものが歯にとっても良いとは限りません。それは酢に代表される酸性食品について特に当てはまります。体に良いからと言って積極的に摂りすぎることによって、歯がダメージを被ってしまいます。

熱中症予防にスポーツドリンクやイオン飲料を飲む際は、長時間続けて飲みすぎないように、水やお茶も併用しながらうまく水分補給をしていきましょう。

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虫歯や歯周病の危険地帯、三代不潔域とは?

歯には汚れの溜まりやすい場所というものがあり、その部分から通常虫歯や歯周病が起こって進行していきます。そのため、その汚れの溜まりやすい場所を知って、その部分を重点的に磨くことで効果的に虫歯や歯周病を予防することができます。

汚れが溜まりやすい場所を「三大不潔域」と呼んでいます。それは次の3箇所です。

1.奥歯の噛む面の溝(咬合面)
奥歯の噛む面の溝です。この面から虫歯になりやすいのは主に子供や若年者です。特に6歳臼歯に関しては、生えてくる6歳くらいの年齢では自分できちんと歯磨きができていないことが多いため、虫歯にかかるリスクが非常に高いと言えます。

2.歯と歯の間(歯間部)
歯と歯の間はどの年代に関しても注意が必要です。歯ブラシでは磨ききれないため、歯ブラシのみのブラッシングでは、ここに溜まった歯垢が原因で虫歯や歯周病になってしまう可能性があります。

3.歯と歯茎の間(歯頚部)
歯の横を磨く時に、この部分は意識をして歯ブラシを当てないと磨き残してしまいます。この部分を磨き残すと、特に歯周病のリスクが高まります。

歯磨きをする際は、この3箇所を意識して磨くようにして見てください。それだけでも随分変わってきますよ。

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歯並びが悪いところのケア方法

歯並びが悪いところは歯ブラシが届きづらく、歯周病や虫歯リスクが高くなってしまうため、歯を健康に保ちたければ、ケアをかなり念入りに行う必要があります。歯並びが悪いところのケアに関しては、歯ブラシのケアにプラスして、次のことを実行していきましょう。

■タフトブラシを使用する
歯並びの悪い部分は歯ブラシだけではうまく磨けないため、毛束の細いタフトブラシも使って、細かい部分を磨き残さないようにしましょう。

■デンタルフロスを使用する
デンタルフロスは歯並びが良いところでも必要ですが、歯並びが重なっている歯並びでは特に、デンタルフロスは欠かせません。面倒かもしれませんが、1日に1度は通すようにしましょう。

■歯医者での定期的クリーニングを欠かさない
歯並びが悪い人は、磨き残しがどうしても歯並びがいい人に比べて多くなります。磨き残しが蓄積して虫歯や歯周病を起こさないよう、定期的に歯医者でクリーニングを受けるようにしましょう。

歯並びが悪い場合、一番よいのは矯正治療を受けることですが、矯正治療を受けない場合には、より念入りにお手入れをするように心がけましょう。

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歯が悪くなってから治療するデメリットとは

日本では、「歯医者は歯が痛くなったり、詰め物が取れたらイヤイヤ行く」という人がまだまだとても多いように思います。むしろ、歯医者とはそういうところだと思い込んでいる人が多いかもしれません。

日本では年をとるにつれ、虫歯や歯周病で歯を失っていく人が多くなりますが、歯科予防先進国である北欧の国では、大部分の高齢者が多くの歯を良い状態でキープしています。日本と北欧の国でなぜこのような差があるのか、それは歯医者へ通う考え方自体が違うことが大きな理由の一つだと言えるでしょう。

北欧の国では、赤ちゃんの頃から「歯を悪くしないように」予防歯科に力を入れ、定期的に歯医者でのクリーニングなどのケアを受けることが一般的になっています。そのため、歯が悪くなるということが起こりにくくなります。一方日本では、悪くなってから治療を繰り返し、治療したところが再発・・ということを繰り返していきながら、だんだん歯を失うことにつながっていくのです。

歯を健康に保つためには、まずは虫歯や歯周病にかからないこと自体が大切です。そのためには、自分で行う歯磨きだけでは限界があるため、プロの手で定期的にケアをしてもらう必要があります。皆さんも年を取ってからも多くの歯を残せるよう、歯が悪くなってからではなく、歯を健康に保つ目的で歯医者に通ってみませんか?

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口の中にカビ!?口腔カンジダ症とは

口の中にカビ?と思ってしまうかもしれませんが、口の中にもカビが生えてしまうことがあります。これは口腔カンジダ症というもので、健康な体力がある人には滅多に起こることはありません。カンジダ菌というのはもともと口の中にも住んでいるもので、普段悪さをすることはありませんが、免疫力の弱い乳幼児や高齢者、そして糖尿病やエイズなどで免疫力が落ちている人の場合、口の中でカンジダ菌が異常に繁殖してしまうことがあります。口腔カンジダ症を起こすと、口の中の粘膜がピリピリ痛んだり、唇の端っこが切れてしまったり、口の中の粘膜に白い膜ができて、それを剥がすと血が滲んだりする、というような症状が出ます。

口腔カンジダ症は病気などで免疫力がかなり落ちている場合、放置しておくとカンジダ菌が血中に入り込み、体のいたる部分に広がってしまうことがあるので注意が必要です。そのため、カンジダ症と思われる症状を発見したら、早めに歯科で診てもらい、薬物による治療をすることが重要です。

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マイナス1歳からの虫歯予防

北欧諸国では予防歯科の大切さが国民全体に浸透しており、国民のほとんどが、虫歯や歯周病にかからないように、歯医者さんに定期的に通うスタイルが一般的になっています。そのため、人々は日本と違い、歳をとっても多くの歯を健康な状態でキープしています。そして、これらの国ではマイナス1歳から虫歯予防をしているといいます。この言葉を聞いただけではちょっと意味がわかりにくいですが、これは、お母さんが赤ちゃんを妊娠している時から、子供が虫歯にかからないように予防治療を始める、ということを意味しています。

生まれてくる赤ちゃんのお口の健康状態は、お母さんのお口の健康状態とも大きく関連しています。お母さんのお口の中が虫歯だらけだと、その虫歯菌を生まれてくる赤ちゃんに移してしまうリスクが非常に高まります。そのため、北欧のお母さんたちは、妊娠したら歯医者さんに通って、自分自身のお口のケアをしっかりと受けると同時に、赤ちゃんを虫歯させないためはどうすれば良いのか、プロから教育を受けているのだそうです。

その後赤ちゃんが生まれてからも、0歳のうちから予防のために歯医者さんに通います。このように気をつけて行くことで、一生虫歯と無縁で健康な歯を保つことができるのです。日本でもこのようなスタイルが浸透すると素晴らしいですね。

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こんな人は早めに定期検診を

歯医者の定期検診は、一般的に言って、6ヶ月ごとくらいが多いかと思います。ですが、お口の状態というのは一人一人違いますので、中にはお口の健康を保つために、もう少し短い間隔(1ヶ月〜3ヶ月ほど)で、早めの定期検診をした方がいい人もいます。例えば次のような人です。

■歯周病が進行している人
歯周病が重度の場合、歯周ポケットが深くて自分ですみずみまで清掃が行えないため、歯医者で行うケアを短い間隔で行った方が、より歯を長持ちさせることができます。

■虫歯にかかりやすい人
虫歯ができやすい人も、虫歯を予防するため、そしてできてしまっても早期発見・早期治療ができるようにしておいた方が良いでしょう。

■お口の清掃がうまくできない人
例えば手が不自由で自分でうまく歯を磨けない、というような場合も、なるべく細かい間隔で専門家によるフォローを受けることをおすすめします。

■糖尿病の人
糖尿病の人は、免疫力が低下しており、歯周病が進みやすいため、歯周病ケアをこまめにやっていくのが望ましいと言えます。

■喫煙者
タバコは歯周病のリスクを大きく高めるので、お口の健康を考えるとやめるのが一番です。もしやめられない場合、なるべく歯周病のリスクを低くするため、そして、お口の状態を自分で認識するためにも細かい間隔での定期検診をおすすめします。

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定期的に歯医者に通う方が医療費が安くつく

定期的な歯のケアのために歯医者に行くことの多い欧米の国と比較すると、日本人は一般的にまだまだそのような習慣がついているとは言えないようです。日本では「何かトラブルがあったら歯医者に行く」という人が圧倒的に多く、定期的に歯医者に通わない理由として、「定期的に歯医者に行くとそれだけお金が高くつくから」というのも少なくないようです。

しかし、実は定期的に歯医者に通ってケアを受けている人の方が、そうでない人に比べて一生涯にかかる医療費が安く済むという調査結果があります。歯が痛くなってから歯医者に行く人は、歯医者に行くたびに詰め物やかぶせ物などに費用がかかります。そしてまた、その後数年たったら、詰め物やかぶせ物の間から虫歯ができたりして、やり直しが必要になり・・と次々に費用がかさんでいきます。しかも歯の状態は悪くなる一方で、抜かなければならない歯も増えていきます。すると今度はインプラントなどが必要になり、さらに出費は膨らんでいきます。

それに比べ、定期的に歯医者に通う場合、虫歯や歯周病にかかりにくくなるので、次々に費用のかかる治療が必要になってくることもありません。そして、特に最近よく言われることですが、お口が健康であると、体も様々な病気にかかりにくく、全体の医療費まで安くすることにつながっていくのです。

つまり、定期的に歯医者に通うのは、費用の面でも健康の面でもメリットが大きく、一石二鳥というわけですね。

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食後すぐに歯磨きしないほうがいい理由

多くの人は、物心ついた頃から「食べたら歯を磨きましょう!」と言われてきたのではないでしょうか?そのため、虫歯ができる前に磨かないと!とできるだけ早く磨くのが良いと思い込んでいる人が多いかと思いますが、実は、歯磨きは食べた後すぐにやると、歯を逆に傷めてしまうことがあるのです。

それはなぜなのか?と言いますと、食後すぐは、虫歯菌が食事に含まれる糖を餌に酸を出して歯の表面を溶かし始めているため、歯の表面がやわらかくなっており、歯ブラシでゴシゴシやってしまうと歯がすり減ってしまいやすいからです。それではどのくらい経ってから歯磨きをした方がいいのかというと、食後最低30分くらい経ってからです。

食事中や食後には唾液が多く分泌されます。そして、酸で溶かされた歯の修復をしてくれる働きをするのが唾液です。唾液は虫歯菌によって作られた酸を中和し、さらに唾液中に含まれるカルシウムやミネラル成分が、歯から溶け出したカルシウムを補い、修復してくれるという「再石灰化作用」が働きます。

このように唾液は歯を守ってくれる作用があるため、唾液の効果を十分に発揮させてから歯磨きするのが望ましいのです。皆さんも食後の歯磨きは一息ついてから行うようにしてみてくださいね。

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