子供の歯の変色、これが原因かも

お子さんの歯の色がおかしいという場合や、形が一部おかしい、というような場合、エナメル質形成障害の可能性があります。これは歯を形成している一番外側の層であるエナメル質がうまく作られていない状態を言います。

エナメル質形成障害には遺伝が関係しているものと、そうでないものがあります。遺伝性のものは8千人〜1万4千人に1人くらいの頻度で現れ、歯全体の色や形に異常が現れます。遺伝性でないものは、1本単位で異常が現れるもので、歯が骨の中で作られている段階で、歯を作るのになんらかの障害が起こると現れてきます。例えば、栄養不足、高熱性の病気、ある種の抗生剤の服用、大量のフッ素摂取というような全身的な要因から発生することもあれば、乳歯を強くぶつけた、乳歯の歯根に大きな膿だまりがあったというような局所的な要因で起こることもあります。遺伝性でないものの場合、歯が1本だけ一部白や黄色、茶色くなっている、というようなパターンが多く見られます。

エナメル質形成障害の起こっている部分は、他の健全な部分と比べて虫歯に対する抵抗性は弱いと考えられます。しかし、毎日の歯磨きをしっかり行う、歯科医院でのフッ素塗布を行う、ということを実践すれば、虫歯を予防することは十分可能です。もし見た目が気になる場合には、変色した部分を削って詰める、ラミネートべニアを貼り付ける、というような方法も可能ですので、歯科で相談してみるとよいでしょう。

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