歯を治療しても痛みが取れない!

歯に痛みがあると、歯に問題があると考えるのが普通でしょう。実際、歯に痛みを感じる場合のほとんどは歯に原因があり、これを歯原性歯痛(しげんせいしつう)と呼んでいます。しかし、歯が痛いように感じても実際歯には全く問題ない場合があります。これを非歯原性歯痛(ひしげんせいしつう)と呼んでいますが、この場合、痛い歯を治療しても当然痛みが引かず、不必要な治療を受け続けたり、歯医者を転々としたりする事態に陥ってしまうことも多く見られます。

●非歯原性歯痛としては次のようにいくつかの原因が考えられています。

・咀嚼筋の痛み
噛む筋肉が緊張することにより、特に下の奥歯の痛みとして感じられることがあります。

・上顎洞の痛み
鼻の横にある副鼻腔の一つである上顎洞が鼻炎などで炎症を起こすと、上の奥歯の痛みのように感じられることがあります。

・神経痛の痛み
三叉神経痛、帯状疱疹に伴う神経痛、外傷や外科手術後の神経損傷によりジリジリした痛みが続くニューロパチーなどにより、歯に強い痛みを感じることがあります。

・神経血管性の痛み
偏頭痛や群発頭痛などのような頭痛が原因で、上の奥歯の痛みを感じることがあります。

・心因性による痛み
精神的な疾患で歯の痛みを感じることも珍しくはありません。

このように、歯が痛い場合に原因がはっきりしないケースでは、安易に痛みを感じる歯を削ったり抜いたりなどの治療は控えるべきです。原因不明の歯の痛みに関しては専門の治療機関もありますので、まずは担当医に相談してみましょう。

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