縄文人が意外と虫歯が多かったのはなぜ?

現代の日本人は虫歯率が30%を超えると言われています。現に、成人で、これまで虫歯に一度もかかったことがない、という人はかなり少ないでしょう。現代は虫歯を作りやすい食べ物で溢れていますので、これはある意味当然の成り行きだと言える部分もあります。

ところで縄文時代の虫歯率は8.2%であったという報告があります。ちなみにその後の弥生時代では、16.2〜19.7%ほど。縄文時代の倍に増えています。弥生時代の人たちは農耕民族で、炭水化物(糖質)を多く食べるようになって虫歯が増えたと考えられます。これだけ見ると縄文時代には虫歯が少なかったように感じられますが、実はそうでもなく、例えば7600〜3000年前のアメリカ先住民においては0.4〜2.4%、現代のイヌイットでは1.9%、と同じ狩猟民族なのにもかかわらず、縄文時代の人はダントツに虫歯率が高いことがわかると思います。

この違いは何なんでしょうか?その原因として、寒冷な気候条件のために植物が育たず、肉や魚を主に食べていたアメリカ先住民やイヌイットに対し、縄文時代の人々は糖質を含む木の実などの植物を多く食べていたことが、その違いを生み出したと考えられています。

意外と縄文人は糖質を摂っていたのですね。糖質を摂らなければ虫歯にはほとんどかからないのです。これはペットでも同様で、お菓子を与えているペットは虫歯ができていることがほとんどです。歯磨きをすれば糖質の害から歯を守ることは可能ですが、やはり摂りすぎると虫歯はできてしまいますので気をつけましょう。

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