歯周病と関節リウマチの関係が明らかに

歯周病が全身の病気を起こす原因になっていることは1990年代の始め頃よりだんだんと明らかになってきました。例を挙げると、心臓病、脳梗塞、糖尿病、肺炎、低体重児出産・早産などがよく知られていますが、関節リウマチとの関連があることも近年注目を浴びてきています。

■関節リウマチの治療薬で歯周病になりやすくなる
まず、関節リウマチで使われる治療薬には免疫を抑える作用があります。そのため、風邪などの感染症と同じく、歯周病にもかかりやすくなります。また、他の副作用として口の中にカンジダ菌が増えることによって口腔カンジダ症が起こったり、歯肉からの出血が起こりやすくなる、口内炎ができやすくなる、ということがあります。また、関節リウマチ患者は骨粗鬆症にもなりやすく、骨がスカスカになることで歯周病が非常に進行しやすいのも特徴です。

■関節リウマチの原因菌が歯周病菌と同じである可能性がある
またその一方、関節リウマチを起こしている原因菌が歯周病菌と同じである可能性が高い、という研究結果も出ています。歯周病菌が関節の内部へ移動して炎症を起こしているのでは?と考えられています。

歯周病はかつては「歯を失う」だけの病気として捉えられていましたが、最近では全身の健康を害する病気だということがだんだんと解明されてきています。皆さんも歯周病予防をして全身の健康を守りましょう。

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