乳歯の奥歯が生えてくる

1歳くらいから奥歯が生えはじめ、3歳くらいで生え終わって乳歯列が完成します。
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ほとんどの場合1歳頃までに、上下のあごの乳前歯(乳歯の前歯)8本が生えそろいます。
次に生えてくる乳歯は奥歯です。1歳から1歳半の頃に、離乳食期に合わせるように、第一乳臼歯という名前の奥歯が顔を出します。また、同じ頃に、乳犬歯が生えてくるお子さんもいます。
このようにして3歳頃までに、乳歯の20本がすべて生えそろいます。
1歳半になり奥歯が生えると、子供は食物を奥で噛めるようになっていきます。まさに哺乳動物の本能といえる食行動で、子供の発達は生命の摂理になんて正直なんだろう、と感じます。「食は命なり」といいますが、奥歯で噛み、命を養うために「食べ物を砕いて食べる」ことができるようになるのです。
こうして離乳食期のモグモグ期(歯ぐきで噛む)からカミカミ期(奥歯で噛む)へとスムーズに移行できるようになってきます。離乳食が完了するまでは感触を1日1、2回にして、時間を決めて栄養を補うようにします。間食の回数と虫歯の関係を調べると、間食の回数が多くなるほど虫歯になりやすくなります。虫歯になりやすい部位は、前歯では前面や歯間、奥歯は溝のある面と歯間ですから、溝のある面をしっかりと磨き、歯間は子供用のデンタルフロス(糸楊枝)を用いましょう。この頃は本格的な仕上げ磨きの習慣をつける大切な時期になります。
ケアグッズは、本人みがき用と、保護者が使用する仕上げ磨き用歯ブラシの2本を用意しましょう。
歯磨きのコツは年齢にあった歯ブラシを使用すること。奥歯はやわらかめの仕上げ磨き用歯ブラシで円を描くように磨き、痛みを感じさせないことです。膝の上に仰向けに寝かせ、明るい部屋で磨きましょう。
この時期は歯磨き剤を必要としませんが、予防の観点から、子供用フッ化物配合歯磨き剤(研磨剤無配合)や、フッ化物ジェルあるいはフッ素スプレーを使用することを考えてもいいですね。歯科医院で相談して診ましょう。

虫歯を作らない秘訣は、
①哺乳瓶虫歯を防ぐため糖分の多い乳酸菌飲料、イオン飲料や砂糖を添加したジュースなどを哺乳瓶では与えず、飲んだ後は口の中に飲料が残らないように麦茶か水を与えるようにしましょう。
②離乳食は薄味にしましょう。
③寝る前には、歯の表面の汚れを歯ブラシで取り残しのないようにしっかり磨きましょう。
④虫歯菌をお子さんに移さないよう、周囲の方もお口の清潔を心掛けましょう。

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